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高段者の奇策(6) [将棋(考察:奇策全般)]

 将棋倶楽部24にて、高段者の棋譜検索から。
今回は友人Ag氏の対局を紹介しましょう。先日Yahoo!将棋でAg氏とお会いした際に、快く棋譜掲載を許可して下さいました。この場を借りてお礼を申し上げます。o(_ _)o


 怪しげな序盤の後、三間飛車対対振り右玉の形に。私はこのタイプの右玉(▽5三銀・▽4三銀型)を最近は使っていませんが(中飛車以外の振り飛車に対しては、私は左玉で対応するからです^^;)、なかなか面白い戦法です。右玉側からの攻め筋は、
1.8筋を棒金で押さえ込む。
2.4筋に飛角銀桂を集中する。
の2つが有名ですが、Ag氏は左金を玉に引きつけて5筋から動くという、独特の指し回しを見せてくれました。尚、この試合は激戦の末、186手で後手Ag氏が勝っています。

※追記:1年以上前の物ですが、私がこのタイプの対振り右玉を指した棋譜がありました。参考のために掲載しておきます。


 ...この頃の私って強かったんですねー^^;。
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agari

まさか、このような形で・・・
『恥ずかしい棋譜><』 を、お忙しい身でありながら載せて頂きまして有難う御座いました m(_ _)m
右玉形は研究すればする程、未開拓な部分が個人的には大いにありますので、今現在も新鮮な気持ちでいろいろ試しながら勉強している戦形の一つです。 ちなみに! hanonさんの最後に書かれてる。。。
『...この頃の私って強かったんですねー^^;。』というコメントについてお言葉ですが、、、
【有段者】でも経験の無い色々な戦形を繰り出す方ですので、hanonさんは十二分に棋力が備わってお強いのですが。。。 ^^;


by agari (2008-07-02 21:14) 

ミル・アバランシェ

 コメント&棋譜提供ありがとうございます^^ノ。
対振り右玉は相手が美濃でも穴熊でも使えるので、使い勝手がとても良い戦法ですね。私にとっては比較的使い慣れた戦法のつもりでしたが、本譜のような捌き方は初めて見ました。大変参考になりましたo(_ _)o。
 私の棋力を高く評価して戴いて光栄に思いますが、終盤力が結構ボロボロになっています^^;。【序盤で未知の戦法を使って相手を幻惑。作戦勝ちに持ち込む】→【中盤は優位を維持・拡大する】→【終盤で必ずおかしくなる】といった流れが確立しつつあります;;。
by ミル・アバランシェ (2008-07-03 06:02) 

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