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高段者の奇策(11) [将棋(考察:奇策全般)]

 今回は将棋倶楽部24での棋譜ではありませんが、興味深い棋譜を見つけたので紹介いたします。2003年に行われた銀河戦の中の一試合です。
※ここでは棋譜の一部だけを紹介します。最初~最後まで通して御覧になりたい方は、銀河戦の公式ページを参照してください。


 後手陣は現代感覚とはかけ離れた布陣です:)。「堅さ」はないものの、3・4筋に位を張って大きく陣地を取り、「広さ」と「バランス」に優れた形になっています。『高田流』のバリエーションには、急戦タイプの「変幻位取り」と持久戦タイプの「左玉」がありますが...本譜のように三段玉にする構想は画期的ですね。私には思いつかないアイデアでした。私も実戦で試してみようかなぁ。
 本譜は先手が銀冠に組んだのを逆手に取って、後手は2筋から攻めました。先手の▲2六歩~▲2七銀が入らなかった場合に、後手がどこに争点を求めたのかは興味が湧くところです。
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